ぼくは本屋のおやじさん

今日も天気のいい日だった。

 

そろそろ立春なわけで、2月にもなったわけで

 

そんな季節に敏感ですって雰囲気を出すのはまたなんとも見栄っ張りな話だな~

 

なんて思いながらも書いてしまう。

 

このタイトルを見て反応する人なんで身近では一人しかいないと思うんだけど

 

これはとある本のタイトルです。

 

実は読もう読もうと思いながらも読まずにいた本の一つ

 

いつもリビングの隅に置いてあった親父の本である。

 

不思議と埃は被っていなかった。

 

ここから先は本についての感想では無いんだけども

 

確かに影響を受けてしまった人の文章です。

 

 

 

もうすぐ一年

 

あの多忙な営業の日々から脱出してからもうすぐ一年が経とうとしてる

 

抜けだした結果どうなったかというと

 

家に籠りながら本を読んでいても給料が支払われるという

 

多くの人が欲しいと思う時間

 

いわば、存在が金になる。とは大袈裟な表現かもしれないけど

 

あながち間違ってもいないポジションにいる。

 

会っている人には話をしているし、上司にも相談した。

 

そうだ、僕は何がしたいんだっけか。

 

何をするわけでもなく。黙々と勉強を続けていることは素晴らしい事なんだけれども

 

なにが好きなんだろうって話で

 

好きなものと言えば人だった。

 

ちょうどこのタイトルに反応するであろう人も良く話す人間で

 

僕としては話を聞いているだけで楽しい。

 

昔から良く言われたけども、話を聞いているだけで楽しい。

 

逆に話を聞いていても楽しくない人は自然と離れていくような気がする。

 

それは自分のせいでもあると考える時があり、それは考えすぎだと言われる。

 

でも、確かに話の聞き方や返答の仕方にも微妙な違いがあるはずだし

 

丁寧に返事することが逆に距離を置いている印象を与えることだってあるわけで

 

もちろん真面目に楽しく話を聞いているけども単純にタイミングが合わないだとか

 

わざわざ連絡する相手のうちに自分が入っていないことすら少しでも自分に原因があると考えてしまう

 

ふと思ったのが音楽とは単純に音楽であって人は人なんだな

 

好きな音楽が同じだから仲良しなんてあるわけもなく

 

むしろ好きな音楽が自分と違う人の方が周りに多くて仲が良い

 

ロックの歴史を語る上で~なんて話はもう伝説級に話している人に会わなくなったけども

 

始まりはどこであれビートルズを聴く人は聴くし、好きになる人も通りすぎる人もいる

 

我々の始まりの多くはだんご三兄弟なんだから

 

そこからどこに向かっても良かったはずなのに

 

なぜにあの時の自分は意固地になっていたのか?

 

思い出せば恥ずかしい話です。

 

 

営業の仕事をしていた時のことを考えてみた。

 

なんで僕は辞めたくなったんだっけ?

 

大義名分として「手に職を付けたい!」と言っていた

 

それは決して嘘ではないし

 

相手を説得するには最適な言葉だと当時は思っていた。

 

また職を探してみるかと転職サイトをつらつら見ては見るものの

 

どうしても頭の中に「営業職」の文字が浮かんできて求人を見てしまう

 

でもなんだか頭がもやもやする。

 

このところずっと続いていた悩みが少し解決した。

 

そう、あれが嫌だった。

 

商社の営業として働いていた当時

 

商社といえばメーカーではないから基本的には仕入れたものを販売する

 

専門商社とはいえ扱うメーカーの数が多ければ当然品数も多いわけで

 

イレギュラーに新製品を販売するノルマが課せられることもあった。

 

5年間働いていたわけなんだけども

 

そんなことに気が付くのは1年も担当していれば気が付くわけなんだけども

 

必要の無いものを売り込みにいくと嫌な顔をされる

 

3年も付き合うと「またかよ~」なんて優しい中にも嫌なんだろうな、というのを感じることが出来る

 

とはいえ、売らないわけにもいかない

 

メーカーからはこれまた仲の良い年上の担当さんが泣きそうな顔で頼みこんでくる

 

ある程度の関係を築くことが出来れば上手い具合にバランスが取れるもんだ

 

売ろうと思えば売ることが出来た。

 

とはいえメーカーの新製品だし、物は良いものだからそれはそれで良い。

 

その後に使ってみた感じを聞いて好評だった時はなんだか嬉しいものだった

 

一番やっかいなのが

 

自分が売りたくないと思うものを売らなければいけない時だ。

 

人間だから仕方がない。「こんなもの、誰が使うんだ?」なんて思うものはしばしばある。

 

そんなことを思う自分もまたズレていた。

 

不思議なものでこれが売れない。

 

まぁ売れない。

 

トップの営業マンは全部売ってくるらしい。

 

色々な噂話はあったけど単純に売るということに貪欲だったんだろうと思う

 

とはいえ、相手が欲しいものだったら喜んで仕入れて売る。

 

でもやっぱり、相手の欲しがらないものを無理矢理売り込むというのはどうにも気持ちが悪いと感じていた

 

それを無理矢理じゃなくすのがテクニックと言われれば

 

ぐうの音も出ない話なんだけれども

 

もはやそれって怖いとも思う。

 

探せば嫌だったことは出てくるけども

 

あれは嫌だったな、と思うことの一つだと思う。

 

甘い。甘すぎる!

 

という話なんだけれども

 

どうせ思い描くなら、世の中が平和な商売してくれたらなぁ。なんて思うわけです。

 

それか欲しいものが欲しい人の手に渡るような営業だったらいいなぁ、なんて。

 

そう、だから、もっと、成長する必要があるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の節分は2月2日で一日早い。

 

だからついさっき恵方巻きを食べた。

 

12時になった時点で。

 

もしかしたら日本で最速だったかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドミノクラッシュ!!!